映画『ゴールデンカムイ 札幌ビール編 前編/後編』/私が最近観た映画Vol.2

ゴールデンカムイVol.2 ブログ

映画『ゴールデンカムイ 札幌ビール編』を観てきました。
今回、正直に言うと映画の内容よりも「入場特典が欲しい!」っていう気持ちがまず先にあったんですよね(笑)。
ステッカーってなんであんなに魅力的なんでしょう…。
映画館でしか貰えない限定グッズって聞くとついつい行きたくなります。
完全に作戦に乗せられてる気はするけど、まあいいんです。欲しかったんだから!

私自身、ゴールデンカムイは原作を最後まで読んでいます。
だから札幌ビール編が映画になると聞いた時は、
あの独特の雰囲気がちゃんと再現されるのか気になっていました。
原作を読んだ時も、札幌の大人たちの駆け引き、空気の重さ、ちょっと濃い感じの展開って、
文字だけだと理解するのに時間がかかった部分もあるんですよね。

ところが、実写で観るとあの空気がものすごく伝わりやすい!

特に驚いたのは鶴見中尉のセリフです。
原作のあの長い語り、何回も読み返しても「あれ、この説明ってそういう意味?」ってなる難しさがあったんですが、
映画で声優さんが声にして演じてくれることで、初めてスーッと入ってきました。
あの感覚は読んで理解するのと、耳で聞くのでは全然違いますね。
今回ばかりは映画?アニメ?に感謝したいくらいです。

鶴見中尉は表情も声も雰囲気も含めて「怖いけど魅力的」という、
言葉にするのが難しいキャラなんですけど、アニメになると一段と存在感がありました。
原作の“文字上の異常さ”よりも、生身の人間としての狂気みたいなものが前面に出てきて、
少しゾクッとするくらい良かったです。

札幌の街並みや冬の空気感も映像だからこその説得力がありました。
原作では寒さを想像しながら読んでいましたが、雪景色と人々の表情を一緒に見せられると、
「あぁ本当に過酷なんだ…」って一気に実感できてしまう感じ。本当に良かった。

ストーリー自体は知っているので、もちろん展開の予想はつくんですが、
それでも観てる間は「このシーンはこうなるのか」「ここはこう表現したんだ!」というワクワクが常に続きました。
原作を読んでいるからこそ楽しめる部分がかなりあります。
逆に、まだ原作未読の人も映画から入れるくらいわかりやすく作られていると思います。

そして最後に…入場特典のステッカー(笑)

欲しかったので大満足です。
映画館に行く理由って、作品を観ることはもちろんだけど、特典目的って意外と大きいと思うんですよね。今回もまさにそれ。しっかり受け取って、ちゃんと持って帰りました!

総合的には、今回の札幌ビール編はかなり満足度が高かったです。
原作ファンとしても納得できるし、何よりキャラクターの理解が深まったのが嬉しい。
特に鶴見中尉の理解度が一気に上がったのは、私にとって大きかったです。
次のアニメ映画化もあったら絶対観に行きます!

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